特集 ─ 昭和62年

1987

国鉄が、
JRになった年。

4月1日、日本国有鉄道(国鉄)が分割民営化され、JR6社が誕生した。100年以上続いた 「国鉄」の看板が、この日を境に消えていく。街では瀬川瑛子の『命くれない』が流れ、 この曲はのちに、オリコン年間シングルチャートの1位としては史上もっとも少ない売上 (約42万枚)で頂点に立った曲として記録されることになる。ホールでは、SANKYOの 『モンスター』『バトルシップI』など羽根モノ・権利物が主役のまま、パチスロは1.5号機が 各社から厚く並ぶ——名簿上はパチンコ82・パチスロ32の計114機種。CR機もフィーバーの 派手な液晶演出もまだ知らない、けれど確実に何かが動き始めていた昭和62年——それが1987年だった。

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第一章

羽根モノと権利物の時代 ── CR機前夜のホール

この年のパチンコはSANKYOの羽根モノ・権利物が厚く、ニューギン『サンダーバーズI』も 並ぶ。名簿上はパチンコ82・パチスロ32の計114機種(うち沖縄向け30パイ仕様など年要確認付きも含む)。 まだCR(カード式)機は存在せず、フィーバー機の派手な液晶演出もこの先の話—— 羽根モノと権利物が、ホールの主役を張っていた最後の時代である。羽根が開閉するたびに 一喜一憂し、Vゾーンに玉が吸い込まれる瞬間を待つ。そんな遊び方が当たり前だった。

この年、羽根モノの世界に地味だが記念碑的な進化があった。8月に登場したSANKYOの 『バトルシップI』は、羽根モノとして初めて貯留機能を搭載した一台。大当り中に 本体が傾いて玉を貯め込み、Vゾーンへの再入賞を助ける仕組みは、前年のヒット作 『ビッグシューター』の貯留式を受け継ぎながら、さらに進化させたものだった。

一方、ニューギンの『サンダーバーズI』は、業界初となる「おまけチャッカー付 デジパチ」——数字のデジタル表示ではなく、飛行機ランプの並びで大当りを決める 新方式を打ち出していた。当時は同じ発想の平和『レーザースペーシー』の方が話題を さらったが、のちの4桁デジタル機『ニューサンダーバーズ』へとつながっていく、 隠れた記念碑的機種だった。パチスロでは1.5号機の時代が続き、パル工業の 『ニューペガサス』、北電子『モンスターパートV ニューキャスターII』、山佐系 『パルサーXXII/XXΣ』『プラネットII/V』、サミー工業『ナイアガラ2』、ユニバーサル 『アメリカーナミント』など、各社の看板ブランドが一気に並ぶ年でもあった。

フィーバーもCRも、まだ知らない。
それでも、次の時代への種はもうまかれていた。
第二章

ホールの中で、世の中で

🎰 ホールの中
🗾 世の中
2月
ファイアーセブンI、コンバット(SANKYO)
─
3月
バンガード(SANKYO)、モンスターパートV ニューキャスターII(北電子)
─
4月
コスモバトラーII、フィーバーゴールドI(SANKYO)
1日、国鉄分割民営化・JR6社発足
8月
ラッキーバード、バトルシップI、大相撲(SANKYO)——バトルシップIは羽根モノ初の貯留機能搭載
『週刊少年サンデー』36号で『らんま1/2』連載開始/光GENJI「STAR LIGHT」でデビュー
9月
モンスター、コマンドI、エレキパワーI(SANKYO)
─
10月
フィーバーコスモ(SANKYO)
11日、中森明菜「難破船」がNHK『ヤングスタジオ101』出演で披露される
通年
サンダーバーズI(ニューギン)/ニューペガサス(パル工業)/ナイアガラ2・アメリカーナミント・パルサーXXIIほか1.5号機多数。名簿上計114機種(パチンコ82・パチスロ32)
瀬川瑛子「命くれない」がオリコン年間シングル1位(史上最少売上・約42万枚)/俵万智『サラダ記念日』が280万部の大ヒット/DCブランドブーム、「朝シャン」が流行語候補に/利根川進がノーベル生理学・医学賞
第三章

この年の音 ── 1987年 オリコン年間シングルチャートより

オリコン年間シングルTOP10のうち8曲を掲載。8位「無錫旅情/尾形大作」・9位「追憶/五木ひろし」は、公式・準公式と確認できる本人映像を見つけられなかったため割愛しています。

命くれない のサムネイル

命くれない / 瀬川瑛子 ── 年間1位・約42万枚。オリコン年間シングルチャート史上、最も少ない売上・最も低い最高順位(6位)で年間1位を獲得した記録的な曲。日本クラウン公式チャンネルより。

TANGO NOIR のサムネイル

TANGO NOIR / 中森明菜 ── 年間2位。NHK『ヤングスタジオ101』1987年2月8日出演時の映像(4K)。Warner Music Japan公式チャンネルより。

雪國 のサムネイル

雪國 / 吉幾三 ── 年間3位。自身の作詞作曲によるヒット曲、本人歌唱の映像。

STAR LIGHT のサムネイル

STAR LIGHT / 光GENJI ── 年間4位。光GENJIのデビュー曲。ローラースケートを履いたアクロバティックなパフォーマンスで話題になった。ポニーキャニオン公式チャンネルより。

Strawberry Time のサムネイル

Strawberry Time / 松田聖子 ── 年間5位。松田聖子23枚目のシングル。結婚・出産をはさんでのリリースだった。

難破船 のサムネイル

難破船 / 中森明菜 ── 年間6位。加藤登紀子が作詞作曲。NHK『ヤングスタジオ101』1987年10月11日出演時の映像(4K)。Warner Music Japan公式チャンネルより。

BLONDE のサムネイル

BLONDE / 中森明菜 ── 年間7位・約30.1万枚。6月3日発売の18thシングル。動画はWarner Music Japan公式のNHK『ヤングスタジオ101』1987年6月14日出演映像(4Kリマスター)。

君だけに のサムネイル

君だけに / 少年隊 ── 年間10位。少年隊初のスローバラード。オリコン100位以内に21週ランクインし、当時のグループ最長記録になった。

動画はYouTubeの公開プレイヤーをそのまま埋め込んでいます。再生できない場合は動画側の設定によるものです。8〜9位(無錫旅情/追憶)は公式・準公式映像の裏取りができなかったため、掲載を見送っています。

第四章

この年の台

名簿上の1987年機種は計114機種(パチンコ82・パチスロ32)。パチンコは主力を個別カードに、 パチスロは1.5号機期の看板ブランドを星に並べ、残りは年表側の個別noteへ。実機写真は使えないため、 見つかった実戦・解説動画への入口としてYouTubeサムネイルを表示している(無いものは探したうえで無し)。

モンスターの動画 ▶ パチンコ ─ 羽根モノ

モンスター

SANKYO(9月)

羽根モノの代表格。鉄骨風のモンスターが口を開閉し、羽根が9回開くか4回外れると口が大きく開いてVゾーンへ誘導する。80年代の羽根モノを語る上で欠かせない一台。SANKYOFEVERTV公式チャンネル「もう一度打ちたい!」シリーズより。

調べたこと

羽根モノ(2種)なので大当り確率という項目がない。賞球はオール13、10カウントで最大8回継続。羽根開閉は落としチャッカー1回、センターチャッカー2回。大当り後にハズレ玉を4カウントするとモンスターの口が開き、そこに入った玉は約40〜50%でV入賞へ導かれる。兄弟機のモンスターⅡは同月・同スペックで、肩チャッカーの入賞口が追加されただけ。

バンガードの動画 ▶ パチンコ ─ 羽根モノ

バンガード

SANKYO(3月)

飛行機の役物とVゾーンがともに動く羽根モノ。大当り中にV入賞を5回外すと中央の飛行機とVゾーンが上下し、V入賞をアシストする仕掛けが当時としては新鮮だった。SANKYOFEVERTV公式チャンネルより。

調べたこと

大当り確率 1/208、賞球 6&15。

コンバットの動画 ▶ パチンコ ─ 羽根モノ

コンバット

SANKYO(2月)

戦車をモチーフにした羽根モノ。大当り中は砲台が上下し、キャタピラが回転してボールの動きに変化をつけた。IIでは3つのチャッカーと2回開放のチューリップが加わった。SANKYOFEVERTV公式チャンネルより。

調べたこと

羽根モノ(2種)なので大当り確率という項目がない。賞球はオール13、10カウントで最大8回継続。羽根開閉は落としチャッカー1回、センターチャッカー2回。中央の戦車が大当り中に砲台を動かしキャタピラも回転するが、V入賞は羽根から直線か、下段からVゾーンへ寄るパターンが多かった(1情報源のみ)。※平和にも1980年の同名機がある。

ニューペガサスの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

ニューペガサス

パル工業

前年のヒット作『ペガサス』の改良版で、当時は珍しいパネル3色展開(白・黄・赤)も話題に。据え込み方式による連チャン性の強さで長く現役を張った、80年代パチスロを代表する一台。

調べたこと

ボーナス BIG BONUS 最大311枚 REG BONUS 最大111枚。

サンダーバーズIの動画 ▶ パチンコ ─ デジパチ

サンダーバーズI

ニューギン

業界初となる『おまけチャッカー付デジパチ』。数字が光るデジタル表示を使わず、下部に並んだ飛行機ランプが横または斜めに揃うと大当りになる、規制の枠内で出玉を狙う新方式だった。のちの4桁デジタル機『ニューサンダーバーズ』へつながる、隠れた記念碑的機種。

調べたこと

表示部に縦5機×横5機の飛行機が並び、特定の列が揃うと大当りになる特殊なフィーバー機。盤面上部にハネ形状のアタッカーを備え、大当り中に左右へ開いて通常は入りにくい左右チャッカーへの入賞を助ける。通常のフィーバー機が1,300発前後に制限されていた中で、2,000発以上の出玉を容易にした。大当り確率・賞球・ラウンド数などの数値は見つかっていない(1情報源のみ)。

バトルシップIの動画 ▶ パチンコ ─ 羽根モノ

バトルシップI

SANKYO(8月)

羽根モノとして初めて貯留機能を搭載した記念碑的な一台。大当り中は本体が傾いて棚が下がり、左右2個ずつ計4個の玉を貯留。8回開閉のあと本体が上下に動き、貯留した玉がVゾーンへ入りやすくなる仕組みだった。

調べたこと

羽根モノ(2種)なので大当り確率という項目がない。賞球はオール13(1情報源のみ)。カウント数・最大継続回数・羽根開閉の秒数・検定番号は見つかっていない。パチンコビレッジにも収録がなく、資料そのものが希少な機種。

大相撲の動画 ▶ パチンコ ─ 権利物

大相撲

SANKYO(8月)

『エキサイトライダー』のスライド羽根を受け継いだ権利物。左右に動く行司の役物が玉の動きに変化をつけ、ラウンド数表示ランプが『幕下』から『横綱』へ昇進していく演出がユニークだった。

調べたこと

羽根モノ(2種)なので大当り確率という項目がない。賞球はオール13、10カウントで最大8回継続。羽根開閉は落とし1回、センター2回(2情報源一致)。兄弟機の「大相撲Ⅰ」も数値はまったく同じで、違いはセンターがチューリップかどうかだけ。※三洋物産の「大相撲」(1993年7月のデジパチ)は完全な別機種。

ラッキーバードの動画 ▶ パチンコ

ラッキーバード

SANKYO(8月)

バトルシップI・大相撲と同じ8月に登場した一台。1989年には後継機『ハッピーバード』が発売されている。

調べたこと

賞球はオール10(1情報源のみ)。同じ1987年のSANKYO機の多くがオール13なのに対し、この機種だけオール10である点に注意。カウント数・最大継続回数などは見つかっていない。パチンコビレッジに収録がなく、公式にも筐体写真が残っていない。

ファイアーセブンIの動画 ▶ パチンコ ─ 権利物

ファイアーセブンI

SANKYO(2月)

中央の7セグメントデジタル表示が目印の権利物。待機中は左のデジタルが変動し続け、中央のCHANCEゾーンに玉が入ると左のデジタルが停止、7で当たりとなる仕組みだった。

調べたこと

権利物(3種・3回権利モノ)。賞球は1&13。アタッカーの開放は9.8秒×8回を3回ぶん。最下部のCHANCEチャッカーで左デジタルが7で止まれば権利発生、2回目は中央デジタル、3回目は右デジタルに3・5・7を揃えて獲得する。デジタルの確率は資料でも「不明」とされている。

パチンコ ─ 羽根モノ

コスモバトラーII

SANKYO(4月)

宇宙戦闘機がモチーフの羽根モノ。始動チャッカーはすべて一発チャッカーで、左右の肩の入賞口に入ると下のチューリップが2回開放する変則的なゲージ構成だった。

調べたこと

羽根モノなので大当り確率という項目がない。賞球はオール13。大当り中に貯留を行わないオーソドックスなタイプ。スタートチャッカーはすべて1個賞球で、ゲージは変則的だった。カウント数・最大継続回数・羽根開閉の秒数は見つかっていない(1情報源のみ)。

フィーバーゴールドIの動画 ▶ パチンコ

フィーバーゴールドI

SANKYO(4月)

1980年の初代『フィーバー』から続くSANKYOフィーバーシリーズの一台。この年、シリーズは『フィーバーコスモ』などへとさらに展開していった。

調べたこと

デジパチ(1種)。大当り確率は表面上1/250、10カウント×最大10ラウンド、賞球はオール13。アタッカーの開放時間は最長17秒で、計算上の出玉は1300個だが実際は2000個前後だった。ストップボタン(タッチ板)を搭載。1987年なので確変・電サポは存在しない(1情報源のみ)。

パチンコ ─ 権利物

コマンドI

SANKYO(9月)

上から落ちる玉が2門の可動式大砲をかいくぐり、中央下のV字ターゲットに入ると権利発生する飛び込み台。当り中は左右のGOチャッカーで最大8回連続してアタッカーが開いたが、再びVに入ると権利が消える『パンク』のリスクもあった。

調べたこと

賞球はオール13(1情報源のみ)。カウント数・最大継続回数などは見つかっていない。パチンコビレッジに収録がなく、資料が薄い。

エレキパワーIの動画 ▶ パチンコ

エレキパワーI

SANKYO(9月)

中央に縦3つ並んだチューリップが特徴。上のチューリップ(2回開放)に入ると中のチューリップが5.8秒間開放し、その間に拾った個数だけ下のチューリップが開放する連鎖式の仕掛けだった。

調べたこと

一般電役なので大当り確率という項目がない。賞球はオール13。天の2回開きチューリップに入賞したら右打ちし、電動チューリップが約5.8秒ずつ開放する。拾った玉の個数は7セグに表示され、この開放サイクルを3回繰り返して出玉を得る。総出玉と検定番号は見つかっていない(1情報源のみ)。

パチンコ

フィーバーコスモ

SANKYO(10月)

土星と宇宙飛行士をあしらったドラムが目印の宇宙モチーフ機。7・FEVER・LUCK・COSMO・Vの5種の絵柄のいずれか3つ揃いで大当り。賞球はI・VIIともオール10。

調べたこと

ドラム式のデジパチ。SANKYOの2000発機の第2弾で、先発のフィーバーゴールドより大当り確率を高くし、そのぶん賞球を減らした位置づけ。賞球・大当り確率・ラウンド数×カウント数・出玉はいずれも見つかっていない。パチンコビレッジに収録がなく、SANKYO公式の機種詳細ページも本文が読めない状態。

パチスロ ─ 1.5号機

モンスターパートV ニューキャスターII

北電子(3月)

北電子公式アーカイブに「1.5号機/1987年3月発売」と明記。1980年の初代『モンスター』から続く看板シリーズで、翌年『モンスター ガリバーII』へつながる。設定6のペイアウト率は114.0%。実戦動画は見つからなかった。

調べたこと

1.5号機で、型式名は「モンスター5号」。0号機モンスターの系譜で、1号機「モンスターパートV キャスター」(1985年8月)の対策・改修機。吸い込み方式に小役周期を組み合わせたタイプ。設定別の出玉率・ボーナス確率・獲得枚数は、メーカー公式アーカイブにも掲載がなく見つかっていない。

パチスロ ─ 1号機

ナイアガラ2年 要確認

サミー工業

初代『ナイアガラ』系譜の後継1号機。当時の攻略誌では子役抜き系の記述が残る世代で、同年の『ナイアガラアルファ7』(沖縄)『ナイアガラパート2アルファ』と同ブランドが並走する。公式実戦動画は見つからなかった。

調べたこと

1号機。「ナイアガラ」のチェリー抜き攻略法への対策機で、ブロック方式(吸い込み)を採用。出玉率 設定1で86.0%・設定2で92.0%・設定3で98.0%・設定4で102.0%・設定5で105.0%・設定6で111.0%、BIG確率 設定1で1/325.0〜設定6で1/236.4、REG確率 設定1で1/157.6〜設定6で1/118.2(1情報源のみ)。※2つの資料が発売を1985年としており、この年に置いてあることは要確認。

アメリカーナミントの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

アメリカーナミント

ユニバーサル(5月)

1980年『アメリカーナ』から続くユニバーサル看板ブランドの1.5号機世代。当時の攻略情報ではビッグ中の特定打法(560枚抜き系)が語られた一台。沖縄向け『アメリカーナXXXS』も同年枠にある。

調べたこと

ユニバーサル販売の1.5号機で、1号機「アメリカーナXX」の後継。設定表記は0〜5の6段階。BIG確率 設定0で1/327.7・設定1で1/303.4・設定2で1/282.5・設定3で1/264.3・設定4で1/248.2・設定5で1/204.8、REG確率 設定0で1/215.6〜設定5で1/128.0(1情報源のみ)。ボーナス成立から50枚飲み込み→50枚払い出し→図柄揃いという流れ。

パルサーXXIIの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

パルサーXXII

山佐製造/日活興業販売(7月)

大量リーチ目搭載の山佐(販売表記は日活興業=NET系譜)パルサーXX路線。同月の『パルサーXXΣ』『プラネットII/V』と並び、1.5号機期の山佐系が厚く並んだ年の代表枠。

調べたこと

1.5号機。製造は山佐、販売は日活興業(1996年にネットへ社名変更)。1号機「パルサーXX」の改修版で、こちらは新規販売用の黒パネル。出玉率 設定1で92.1%・設定2で99.1%・設定3で106.5%・設定4で113.8%・設定5で121.2%・設定6で131.8%、BIG確率 設定1で1/481.8〜設定6で1/210.0、REG確率 設定1で1/431.1〜設定6で1/210.0(1情報源のみ)。

パルサーXXΣの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

パルサーXXΣ

山佐製造/日活興業販売(7月)

パルサーXX系のΣ仕様。大量リーチ目世代で、『パルサーXXII』と同時期に並ぶ。のち2号機以降のパルサーブランドへつながる1.5号機期の一台。

調べたこと

1.5号機。製造は山佐、販売は日活興業。すでに1号機パルサーXXを入れていたホール向けの入れ替え用で、青パネル。数値はパルサーXX/XXIIと完全に同一で、出玉率92.1%〜131.8%、BIG確率1/481.8〜1/210.0、REG確率1/431.1〜1/210.0(1情報源のみ)。XXIIとの違いは販売用途とパネル色だけ。

プラネットIIの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

プラネットII

山佐(7月)

前作『プラネット』のゲーム性(大量リーチ目・BIG/REGのAタイプ)を継承した改良版。同月のパルサーXX系と並ぶ山佐1.5号機の主力枠。

調べたこと

1.5号機。1号機「プラネット」(1985年9月)の不正対策用の代替機で、同時期の「プラネットV」と違いこちらは新規販売用。パルサーXXの兄弟機で筐体は共通。天井は差枚数約1500枚。ボーナス確率は資料が食い違い、一方はBIG・REGとも設定1で1/431.0〜設定6で1/234.0、他方はBIG 1/417〜1/233・REG 1/435〜1/233としている。出玉率はどちらにも記載がない。

デートライン21の動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

デートライン21

興進産業(8月)

1号機『デートライン』系譜の発展形。大量リーチ目搭載機として記録され、興進産業のデートラインブランドを象徴する一台。

調べたこと

BIG確率 設定1で1/812〜設定6で1/232、REG確率 設定1で1/411〜設定6で1/117。

ナイアガラパート2アルファの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

ナイアガラパート2アルファ

サミー工業(9月)

同年の1号機『ナイアガラ2』や沖縄向け『ナイアガラアルファ7』と並ぶサミー工業ナイアガラ系。1号機から1.5号機へブランドが広がる途上の一台。

調べたこと

1.5号機。1号機「ナイアガラ」のチェリー抜き攻略法への対策機で、ブロック方式を採用。投入16000枚(4000枚×4ブロック)に対し、各ブロックのBIG・REG発生数があらかじめ決まっている。出玉率 設定1で86.0%〜設定6で111.0%、BIG確率 設定1で1/325.0〜設定6で1/236.4、REG確率 設定1で1/157.6〜設定6で1/118.2(2情報源一致)。

ファイアーバード7Uの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

ファイアーバード7U

瑞穂製作所(3月)

瑞穂のファイアーバード系。当時の攻略情報ではビッグ中の560枚抜き打法が語られた世代の一台。北電子『モンスターパートV ニューキャスターII』と同月帯に並ぶ。

調べたこと

1.5号機(Aタイプ)。設定は0〜5の6段階。BIG確率 設定0で約1/315・設定1で約1/303・設定2で約1/283・設定3で約1/273・設定4で約1/248・設定5で約1/221、REG確率 設定0で約1/171〜設定5で約1/121(2情報源一致)。BIG対REGの比率は1対2で、天井は非搭載。設定別の出玉率はどちらの資料も空欄で見つかっていない。

クーガーXXの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

クーガーXX

大東音響(4月)

前作『クーガー』(1号機)のXX仕様。子役抜き攻略の記録が残る世代で、大東音響の動物名路線の一台。詳細スペック一次資料は薄い。

調べたこと

1.5号機で、大東音響の1号機「クーガー」の後継。等価交換・無制限営業を想定した設計で、BIGボーナスの上限は約2,000枚。小役の払い出し比率が高く波は穏やかで、初心者向きとされた。フラグ成立後は1プレイごとにしか図柄を揃えられない特殊な制御を持つ。設定別の出玉率・BIG確率・REG確率は、どの資料にも見つかっていない(1情報源のみ)。

スーパーゴールドIIの動画 ▶ パチスロ ─ 1.5号機

スーパーゴールドII

ニイガタ電子(10月)

ニイガタ電子のゴールド系後継。のち同社が手がける『アラジン』(1989)へと続くメーカー史の、1.5号機期の一台。

調べたこと

1.5号機。出玉率・ボーナス確率とも、どの資料にも記載が見つかっていない。メーカーの正式表記は「ニイガタ電子精機」。1号機に「スーパーゴールド」(1986年6月)があるので混同に注意。年月も1情報源しかなく、資料側が「導入日不明」と明記したうえで1987年に置いている。

サムネイルはYouTube公式が提供する画像です。クリックすると各動画のページが開きます。サンダーバーズIは動画側で埋め込みが制限されているため、サムネイルと外部リンクのみを載せています。動画のない機種は、1機種ずつ探したうえで見つからなかったものです。

ほか89機種(パチンコ69・パチスロ20)。 1987年の114機種を年表で見る →

全機種一覧

1987年に導入された114機種を、導入月の順に並べています。種別ボタンで絞り込めます。

読み込み中…

年表でも同じ一覧を見られます。 1987年の全機種を年表で見る →

第五章

あの頃の空気 ── DCブランドと『らんま1/2』の年

1987年、渋谷や青山を中心に盛り上がっていたDCブランドブームは、まだ勢いを 保っていた。ピークは前年の1986年とされるが、コム デ ギャルソン、ワイズ、ビギ (ニコル)といったブランドの服に身を包んだ若者たちが街にあふれ、百貨店の売り場に 立つ販売員は「ハウスマヌカン」と呼ばれる憧れの職業になっていた。この年の 新語・流行語大賞では、資生堂のキャンペーンから広まった「朝シャン」——登校・ 出社前にシャンプーする習慣——が話題賞の候補に挙がっている。

本屋の棚でも、大きな動きがあった年だった。高橋留美子の新連載『らんま1/2』が 『週刊少年サンデー』1987年36号(8月)から始まっている。同じ年、俵万智の歌集 『サラダ記念日』が280万部という異例の大ヒットとなり、「◯◯記念日」という 言い回しが日常会話にまで浸透した。ちなみに『週刊少年ジャンプ』はまだ1冊170円の 時代——消費税が導入されるのは、この2年後のことになる。

この年の顔

その年のCMには、当時よく見た顔がそのまま映っている。街の記録や、公式チャンネルに残っている映像とあわせて。

1987年 全国TVCM集のサムネイル

1987年(昭和62年)12月 新潟ローカルと全国TVCM集 ── その年に流れていたCMをまとめた懐かしのテレビ映像。当時の商品・ファッション・空気感がそのまま残っている。

1987年 東京の空撮のサムネイル

1987年 東京の空撮(パブリックドメイン映像) ── 新宿・霞が関・隅田川などを空から捉えたアーカイブ映像。NHKニュースの音声も含まれている。

動画はYouTubeの公開プレイヤーをそのまま埋め込んでいます。

第六章

国鉄からJRへ ── 分割民営化という大転換

4月1日、日本国有鉄道(国鉄)が分割民営化され、JR北海道・東日本・東海・西日本・ 四国・九州の旅客6社とJR貨物など、あわせて12の会社に生まれ変わった。背景に あったのは積み上がった約37.1兆円という長期債務。戦後の引揚者を大量に採用 したことによる重い人件費、政治路線による不採算路線の建設、たび重なる労使紛争 ——国鉄は長く「親方日の丸」の象徴として批判を浴び続けていた。

この日を境に、駅の看板も車両の塗装も、社員の制服も一斉に変わった。前年の キャンペーンでは「ローカル線も寝台列車もなくなりません」と説明されていたが、 実際には後年、不採算のローカル線や寝台列車は少しずつ姿を消していくことになる。 それでも4月1日当日は、各地の駅でテープカットや記念式典が開かれ、新しい社名を 掲げた電車を一目見ようと人々が集まった。

国鉄分割民営化のサムネイル

国鉄分割民営化【100年Disk】 ── RSK山陽放送公式チャンネルが公開する、当時の地域ニュース映像のアーカイブ。

国鉄分割民営化 JRが発足のサムネイル

国鉄分割民営化 JRが発足(映像アーカイブ) ── 資料映像専門のamanaimages公式チャンネルが提供する、発足当時のアーカイブ映像素材。

動画はYouTubeの公開プレイヤーをそのまま埋め込んでいます。

第七章

数字で見る1987

1987年4月1日国鉄分割民営化。JR6社とJR貨物など12社が発足
37.1兆円国鉄の長期債務総額。分割民営化の最大の理由になった
約42万枚「命くれない」の売上。オリコン史上、年間1位曲として最少の売上記録
114機種名簿上の1987年機種数(パチンコ82・パチスロ32。沖縄向けなど年要確認付きを含む)
148,200円1987年の大卒初任給の平均
170円『週刊少年ジャンプ』1冊の値段。消費税導入前の水準
4円貸玉料金。1979年から据え置き、この後も長く変わらない
1987年8月『週刊少年サンデー』36号で『らんま1/2』連載開始
第八章

あなたの1987年

この年、あなたはどこで何をしていましたか。

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